コロナ対策用品がドンドン出てきますね。今回は、UVとオゾンを発生させるタイプのスマホ除菌器を購入してみました。
LINK UV+オゾン スマホ除菌器
LINKという会社から出ている「UV+オゾン スマホ除菌器」という商品で、どうもテレビでも紹介されたようです。
LED素子からのUVは波長が微妙なので、UVランプからの照射の製品を探していたところこの製品に出会いました。UV-Cに加えてオゾンも発生するので、オゾンの消毒効果も期待できます。
【スマホ除菌器】 LINK UV + オゾン スマホ 除菌器 360度 99.9%除菌 UV-Cとオゾンでダブル除菌 マスク除菌 ...
パッケージは意外とシンプルでした。上部ケースは一部ハーフミラー(マジックミラー)になっており、スマホの画面が点灯すると内部が見えるようになっています。
あまりメリットを感じませんが、本体の底にはスマホスタンドも付属しています。 このようにスマホを立てかけられます。ただ、こんな感じに立てかけたいシチュエーションがあまり思いつかない。。。
使用方法
使用方法は非常に簡単で、
- 蓋を開けてスマホをセット
- 蓋をして全面の□型のタッチパネルをタッチ
- ビープ音が鳴り、青色のLEDが点灯してUV-Cとオゾンが照射される
- 6分30秒後に青色のLEDが消灯すれば動作完了!
です。考える必要はありません。蓋開けて入れて閉めてスイッチにタッチで終了!です。
写真撮影のために上部カバーを空けて撮影していますが、本来はこの状態で使用するのは危険です。UV-Cは皮膚、眼などへの攻撃性が高く、ダメージがありますので、直接見たり、照射することは絶対に避けた方が良いです。
UV-Cランプ
UV-Cランプは、内部の気体に高電圧を付与し、プラズマ化させえUVを発生させています。また、オゾンについては副次的なもので、UV-Cは強力な紫外線であるため、空気中の酸素にエネルギーを与え、より不安定なオゾンを発生させることができます。太陽からの紫外線によって地球のオゾン層が出来る原理と同じです。
オゾンの生成が不安な人は臭いを嗅げば分かります。少し生臭いような独特なオゾン臭がします。昔のコピー機や扇風機のモーター部(AC駆動の場合)から発生する臭いがそれです。
このUVランプで発生させることのできる波長は
- 255-280nm
- 185nm
のようです。どちらもUV-Cに該当する波長ですが、255-280nmは殺菌消毒目的で、185nmはオゾン発生のために照射されているとのこと。
ネオンのような感じの光り方です。今回は写真撮影のために短時間点灯させましたが、基本的にこの光は見ないほうが良いです。長時間直視すると目が焼けるので注意してください。
仕様
商品名:UV+オゾン スマホ除菌器
- 付属品:Micro USBケーブル1本、取扱説明書
- 質量:300g
- 使用時間:満充電で約10回
- 充電時間:約1時間
- 内蔵電池:リチウムイオン電池(3.7V、900mAh)
- 収納可能寸法(mm):縦185×横85×幅40
- 本体寸法(mm):縦100×横225×幅75
- 出力ポート:USB-A 1.0A
- 入力ポート:USB-micro 1.0A
効果は?
国内「抗ウイルス性能評価試験」実証済み
- 日本国内の公的機関「KISTEC」で実証済み
試験成績書発行日:令和2年4月20日
試験成績発行番号:KISTEC02-048A02
試験ウイルス:Aウイルス
KISTECは「地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所」です。外部からの業務委託で検査試験を行ったりしているところです。
- 第3者機関「KCL」で実証済み
日付:2019年3月5日
試験対象:A菌、B菌
KCLとはなんぞや?と思い調べてみましたが、証明書も解像度が低く説明もなし、第三者機関としか記載されておらず、ちょっと隠している感じがありますね。そこで、製造国に着目、製造国は韓国です。
検索ワード「KCL Korea」で検索するとビンゴ。KCLはKorea Conformity Laboratories(韓国建設生活環境試験研究院)の略称でした。JETROにも掲載されており、一応韓国の組織であることは確実なようです。
使ってみた感想
効果のほどは、眼に見えるものではないので何とも言えませんが、オゾンはしっかり発生していますし、UVランプもしっかり点灯しています。使ってみて良かった点と悪かった点を挙げたいと思います。
総評としては、買って良かったと思います。
良かった点(オススメのポイント)
- 簡単に消毒が可能
- 電池搭載なのでコンセントに縛られない
- 思ったよりも省スペース
悪かった点(課題)
- 電源ON、OFFが物理スイッチではないので、容易にスイッチが入る
- 電源ON後、すぐにUVランプが点灯してしまう(安全性は少し低め?)
- 終了時にもビープ音がなれば親切
- 上蓋がすぐに取れる(カチッとハマってれば持ち運び時にも安心)
コメント
当初、照射時間は6分半か長いな。。。と思いましたが、帰ってすぐにぶち込んで手洗いうがいをしていると、気が付けばUVの照射が終わっています。
また、Amazonなどで「UVやオゾンは、アルコールと異なり皮革製品などを傷めないので良い」というレビューがあったりしますが、これは異なります。UVは物質を分解しますし、オゾンなどの酸化力の高い物質は物質を酸化分解します。分解する力を使って除菌消毒しているのであって物質を傷めない効果とはトレードオフの関係です。
今は小さな劣化であってもUVやオゾンに触れることで確実に劣化しています。皮革製品やプラスチックは具体的には色素は色が抜けたり、表面がパサパサになったりします。アルコールを使うよりも少量で効果があるので劣化が見えにくいという点ですね。もちろん色落ちや表面の劣化はアルコールでもしますので、消毒の課題といったところでしょうか。
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オゾンについて
オゾンの除菌、消毒力は私も信用しています。UVは光なので、陰になっている部分は有効に働きませんが、オゾンは気体なので、細かな部分まで働きます。(ただし、気体で濃度が薄い都合上、消毒に時間が掛かりますが、、、)
私はカビ対策と最近はコロナ対策に無声放電によるオゾン発生器を愛用しています。毒性やゴムへの攻撃性などのデメリットを知っていますが、手放さない理由は圧倒的な信頼性と残留しない性質にあります。
オゾンの持つ高い酸化能力は、ウイルスや細菌の表面を攻撃し、増殖または感染不能に追い込みます。また、オゾンは反応性が高いため、すぐに分解し酸素に戻ります。したがって、オゾンが反応後には酸素しか残らず、残留物はゼロなのです。高濃度であれば呼吸器にダメージなどが想定されますが、よほどの密閉空間で使わない限りは濃度もたかが知れたものです。
そういった
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