快適マイエアーというオゾン発生器の購入記録です。
私、カビアレルギー持ちなので、梅雨~夏場の湿気の多い時期は非常に辛いのです。私の実家で以前使用していたことがあり、効果については一定の評価をしていたので、カビ発生抑制を目的にちょっとお高いオゾン発生機を購入しました。これでカビとカビくさい臭いからおさらばです。
快適マイエアー オゾン発生器
購入したのはこちら。オーシーアール株式会社製のOZ-2Sです。
パッケージ
シンプルで凝っていないパッケージです。(怪しいと言えば怪しく見えますね)
2枚目はシリアル番号が振られていたので、念のため隠しています。
内容物は下のとおり。
- 本体
- ACアダプタ
- 取扱説明書
- お掃除ブラシ
- 壁掛け用ねじ
の5点です。
ACアダプタ(ADP12-200)はDC12Vの200mAで小さいものですね。本体の電気消費量が180mAなので、十分だと思います。
欲を言うなら、MAX運転時のことを考えて、変換効率的にもう少し余裕が欲しいところです。。。
アダプタタイプは
- φ2.1 DCプラグ・ジャック
- 内径:φ2.1mm
- 外径:φ5.5mm
オゾン発生部位
オゾン発生部位は、こちら。ガラスに覆われた電極で、内部はセラミックに覆われた導線でしょうか。
オゾン発生の様子
青白い光が無声放電の様子です。この青白い光が出ているときにオゾンが生成されています。
少し専門的になりますが、この放電は、無声放電の一種で、誘電体バリア放電というタイプの放電になるかと思います。静かな部屋で耳を澄ませば、放電中にシーっという小さな音の発生が認められます。
スペック
快適マイエアーのスペックはこちら。
- オゾン発生量:1.0/2.0mg/h(2段階切替)
- 消費電力:最大 約3W
- 電源電圧:AC100V 50/60Hz
- 外形寸法:90(W)×73(D)×170(H)mm
- 重量:本体約265g
- 脱臭スペース:最大12畳(20㎡)程度
- 使用環境:0~40℃(結露のないこと)
取扱説明書
掃除の仕方
- メンテナンスブラシを水道水で濡らす。
- オゾン発生体の汚れをメンテナンスブラシを軽くこすってきれいにする。
オゾン発生体の隙間、端が汚れやすいので、発生体の上下(裏表)をしっかり濡らしたブラシで、水で汚れを掻き出す。
水で汚れを掻き出す(洗い流す)ような感じで繰り返し行う。
オゾン発生体の周りの部分も水に濡らした布などで軽くふいてください。
※強く擦るとオゾン発生体が破損する恐れがあります - 清掃後はオゾン発生体とその周辺が完全に乾燥したことを確認してから電源を入れること。
オゾン発生体が濡れた状態では、オゾンが出ません。 - 手入れ時期
一週間に一度オゾン発生を確認する。
一か月に一度オゾン発生体の手入れを実施する。
使用上の注意点
オゾンとは
オゾンは自然環境中にも一般的に存在し、雷などでも発生するような物質ですが、
オゾンは酸素原子が3個結合した物質(酸素の同素体)で、非常に強い酸化力を持った不安定な物質です。
したがって、ゴム製品などの劣化を促進します。
(オゾン発生源の近くに輪ゴムをしばらく置いておくと引っ張るとすぐ千切れるようになります)
物性
臭い:生臭く特徴的な刺激臭
色: 淡青色気体(高濃度時)
通常濃度では色は見えません
特徴:非常に高い酸化力を有する(オゾンはフッ素に次ぐ酸化力)
一般的な用途:殺菌・ウイルスの不活化・脱臭・脱色・有機物の除去等
発生方法:水銀灯による短い波長の紫外線照射、高電圧による無声放電(低温放電)
日常的な発生場所:ブラウン管テレビやコピー機、整流子モーター(ミニ四駆のモーター等)
・その他
室内環境基準の許容濃度である0.1ppm以下であることが定められている。
オゾン濃度による体への影響一覧
空気中の濃度 | 影響 |
---|---|
0.01 ppm | 敏感な人の嗅覚閾値 |
0.01~0.015 ppm | 正常者における嗅覚閾値 |
0.1 ppm | 正常者にとって不快、大部分の者に鼻、咽喉の刺激 |
(労働衛生的許容濃度)0.1 ppmより低濃度であることが好ましい。 | |
0.1~0.3 ppm | 喘息患者における発作回数増加 |
0.2~0.5 ppm | 3~6時間暴露で視覚低下 |
0.23 ppm | 長期間暴露労働者における慢性気管支炎有症率増大 |
0.4 ppm | 気道抵抗の上昇 |
0.5 ppm | 明らかな上気道刺激 |
0.6~0.8 ppm | 胸痛、咳、気道抵抗増加、呼吸困難、肺のガス交換低下 |
0.5~1.0 ppm | 呼吸障害、酸素消費量減少 |
0.8~1.7 ppm | 上気道の刺激症状 |
1.0~2.0 ppm | 咳嗽、疲労感、頭重、上部気道の乾き、2時間で時間肺活量の20%減少、胸痛、精神作用減退 |
5~10 ppm | 呼吸困難、肺うっ血、肺水腫、脈拍増加、体痛、麻痺、昏睡 |
50 ppm | 1時間で生命の危険 |
1000 ppm 以上 | 数分間で死亡 |
なかなかハードなことが書かれている表ですが、家庭用オゾン発生器で0.1 ppmを超える濃度になるのは相当特殊な条件だと考えられます。
当然、押し入れの中など空気の入れ替わりのない場所で、最大発生量で運転していれば超える場合もあるかと思います。
そのような状況で強烈なオゾン臭がした場合、その場を離れ少し換気して作業されることをお勧めします。
オゾンは、生成されてから徐々に分解していきます。分解し消失するまでの時間は、気温、湿度、風の有無などの条件がありますが、およそ30分~16時間と幅があります。断続的に発生していると定常的に殺菌、脱臭などの効果が期待できます。
最後に
高濃度のオゾンは動植物にとって有害です。タイマーなどを使って無人のときに稼働させたり、植物がある場合、部屋の空間が大きなところで使用することをお勧めします。私の場合、アボカドのあるところで使用していますが、真横とかは無理だと思いますが、少しオゾンの臭いがするかな?程度の濃度であれば問題ないようでした。
また、オゾンには強い酸化作用がありますので、ウイルス対策にも効果があります。クレベリンなどを置いているのと同じような効果が期待できます。