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【ウイルス対策】手作り手指用消毒液を作る

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最近は消毒液も韓国製か中国製かよく分からない消毒液が売られていますね。中身が本当に消毒液として使えるものなのか、害はないのか少し不安になるところもあります。
日本製の安心できる消毒液ですが、よくある手指用消毒液であるウェルパスカネパス手ピカジェルなどは、お店では見かけられないですし、これらはすぐに売り切れているように思います。見慣れない消毒液が巷に出回っていますが、一部では未だにアルコール濃度が消毒に足らないレベルだったりしているようですね。

そんな中、手間ではありますが、消毒用に使えるエタノールはネットでは買える状況にあります。得体のしれないものを利用するよりも自分で中身の分かっているものを利用しよう!ということで、我が家では持ち歩くようの消毒液に関しては自作することにしています。

 

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手作り消毒液

さて、この記事では消毒液を自作してしまおうということで、手作り消毒液の作り方について書いています。

ここで紹介する消毒液のポイントとしては、ただウイルスや細菌などを消毒するだけでなく、手の保湿などの皮膚へのケアを含んだ消毒液を作るという点です。アルコールと水だけで消毒液は作れますが、皮膚はアルコールによって荒れてしまいます。皮膚へのケアは化粧品などでも使われている尿素グリセリンを利用しており、安全な物質を利用していますので、安心して利用できます。

【ウイルス対策】手作り手指用消毒液を作る

混合比率

自作消毒液の作り方、アルコールの混合比率はこちらの通りです。

  1. 塩化ベンザルコニウム液10%:2.0mL
  2. エタノール(無水):85mL
  3. 蒸留水:13mL
  4. 尿素:2~3g程度
  5. グリセリン:5~10滴程度

合計量:100mL
エタノールは水と混ぜると少し体積が減るので、尿素グリセリンを入れて体積は約100mLになります)
エタノールは水との混合で販売されており、製品によって濃度が異なります。作る消毒液のアルコール濃度が体積比で75~80%程度になるように濃度を確認して作りましょう。また、消毒用エタノールと書かれている製品は、すできエタノール濃度が体積比で75~80%なので、濃度が蒸留水と混ぜる必要はありません。水と混ぜる必要があるのは、高濃度の無水エタノールの場合のみです。

ちなみに塩化ベンザルコニウム液は少し濃いめ(濃度0.2%)なので、1.0mLでもOK(濃度0.1%)です(すぐに消費しきるわけではないので、劣化していくことを想定して少し多めです)。

尿素グリセリンはお好みで量を調節してください。アルコールで皮膚が脱脂されてカサカサに痛みますので、ハンドクリームにも使用されている尿素グリセリンを入れておくことをお勧めします。これを入れておくとシットリとした使い心地になり自作消毒液を使うことで乾燥したり脱脂されたり肌を痛めることが少ないです。尿素グリセリンの量は使用者の好みに合わせて増減させると良いと思います。入れすぎるとベタベタしますので、様子を見ましょう。

 

成分

上記で挙げた成分について説明をします。

ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)

この成分は必須ではありませんが、入手できた場合には配合した方が良いと考えています。(水1Lに対しオスバンSをキャップ1杯(5mL)入れて薄めて使用済みマスクを浸しておくことで消毒などにも使えます。消毒後はしっかり洗って使いましょう。)

【ウイルス対策】手作り手指用消毒液を作るベンザルコニウム塩化物塩化ベンザルコニウム)は陽イオン界面活性剤と言われるものです。この物質は、医療機関での消毒はもちろん、食品業界の手などの洗浄に用いているものです。泡立たないのですが、たんぱく質などと電気的に吸着しやすいという性質があり、ウイルスや細菌などに吸着し、変質させてしまうことで感染力や増殖力を無くすものです。

一般的な石鹸と同時に用いると効果がなくなります。通常の石鹸で洗った後に逆性石鹸で洗うと効果的です。アルコールがない場合は薄めてテーブルなどの消毒にも使用できます。

10wt%の製品の薄め具合はこちら。今回の消毒液は、0.2%と少し多めですが、持ち運び等のストレスが加わるため、劣化を見込んで少し多くしています。

  1. 手指の殺菌消毒
    ベンザルコニウム塩化物として0.05~0.1%
    (100~200倍液)
  2. 創傷面の殺菌消毒
    ベンザルコニウム塩化物として0.01~0.025%
    (400~1000倍液)
  3. うがいの場合
    ベンザルコニウム塩化物として0.005~0.01%
    (1000~2000倍液)
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【ウイルス対策】手作り手指用消毒液を作る 【ウイルス対策】手作り手指用消毒液を作る

エタノール(アルコール)

アルコールは自作消毒液には必須の物質です。エタノールが好ましいですが、酒税がかかるので価格は高いです。アルコールであればイソプロパノールの入ったものでもOKです。準備したアルコールの濃度に気を付けて消毒液を作るようにしましょう。(無水エタノール→薄める。消毒用エタノール→薄めない。)何度も言いますが、濃度は体積比で75~80%が目安です。

害について

エタノールの場合、体内に入っても害はありませんが、メタノールは危険なので絶対に使用しないでください

さらに消毒用エタノールが品薄な今、燃料用アルコールでは?車のウォッシャー液では?と思う方も居るかもしれませんが、これらにはエタノールも入っているかもしれませんが、メタノールが多く含有されいる場合がほとんどで、毒性があります(メタノールは皮膚からも吸収されます)。飲むと失明する可能性もある危険な物質です。

消毒液に使っていいアルコール、使っちゃいけないアルコールは記事にしていますので、お持ちのアルコールを消毒液として使う場合、人体に害があるかどうかを確認してから使用するようにしてください。

消毒液に使っていいアルコール、使っちゃいけないアルコール
市場にアルコールもたくさん出回り普通に購入できるようになりましたので、この記事も役目を終えたようです。 消毒液に使ってい...

スピリタスでもOK?という話も上がってきますが、アルコール濃度が75~80%程度であれば効果があると言われています。純粋なスピリタスであれば良いですが、添加剤などが入っている製品(例えば糖分がある場合)は、菌の繁殖したり、さらには腐敗したりする可能性も考えられますので、使わない方が良いと思います。

今は、酒造メーカーからアルコール濃度の高いお酒が出ていますね。アルコール濃度が77%のお酒ですが、非公式ながら消毒用にも使えるものです(厚生労働省も特例として消毒に使ってよいと通達が出ています)。この場合は、希釈せずに尿素グリセリンだけ加えても良いと思います。

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水(精製水・蒸留水)

精製水蒸留水イオン交換水などの純度の高い水が良い」と言いたいところですが、精製水を家庭での看護、介護に使用されている方もたくさんいらっしゃり、困っていると聞いていますので供給が追い付いていない中、あえて使用するのは避けるのが賢明かと思います。

これは薄めるだけなので、当然水道水でもOKです。ちなみにミネラル分が多いミネラルウォーターは避けた方が良いです。

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尿素・グリセリン

消毒にアルコールを使う必要がある以上、どうしても手の油を落としてしまい水分も失われてしまうのを避けることはできません。皮膚が乾燥してしまわないように保湿剤が必要になります。尿素グリセリンはハンドクリームマニアには当然の成分ですが、これは化粧品にも使用されており、安全性の高いものです。今回紹介する消毒液にも使えますし、自分で化粧水を作るのにも使用できますし、意外と幅が広いので持っておいて損はないでしょう。

最後に

やはりアルコール消毒すると手荒れが酷くなります。市販の消毒液がいかに良くできているかを感心しています。この記事で紹介した消毒液は使用後にも手がしっとりしていることが実感できると思います。

市販消毒液は品薄ですが、アルコール消毒は新型コロナウイルスに効果的とのことなので、帰宅時や食事時などはしっかりと消毒して予防したいものです。また、手に傷のある時などはアルコールよりも石鹸で洗った方がよいので、傷が治ってからアルコール消毒をするようにしましょう。

消毒液に関するニュース

消毒液は国産が多いと思っていたのですが、どうも工業用エタノールは海外生産が多いようです(バイオエタノールの生産はブラジルなどで行われていることを考えると納得できます)。ただ、花王の増産の話や酒造メーカーが法律上、消毒用と謳えないけれど、消毒用アルコールと同じ濃度のお酒を売り出したりし始めており、もう少しすれば出回るようになるのでは。。。?と期待しています。

実際に厚生労働省が一応、緊急対応として解禁してくれている影響もあり、アルコールの入手性は非常に向上しましたね。コロナはこれから先も付き合っていく必要がありますので、手指の消毒は大事ですから良い事ですね。

花王、消毒液生産を20倍に サントリーも原料生産

 

オゾン発生器でウイルスを酸化

こちらで記事にしましたが、

【ウイルス対策にも】オゾン発生器「爽やかイオンプラス CS-4」を購入!!
過去にこの記事でも紹介した通り、2018年にウイルス、花粉対策にオゾン発生器を購入しました。 この度、コロナウイルスやイ...

少し値は張りますが、こういったオゾン発生器でも室内のウイルス対策が可能です。オゾンを室内で発生させ、オゾンの持つ酸化力でウイルスを無力化するものです。我が家でも数年前から導入して稼働させています。カビ、花粉、ニオイ対策ができ、さらにはゴキブリ退治?にも効果があるとのことです。オゾン発生器にはメリット、デメリットがありますので、記事を読んで参考にしてみてください。

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