思い出のお菓子をエポキシ樹脂で固めて保存した話

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我が家には、新婚旅行で行ったオクトーバーフェストで買ったドイツのレープクーヘン (Lebkuchen)というお菓子があります。このお菓子、日持ちするのですが、高温多湿な日本の環境ではやはり劣化をしてしまい、長期的には持たないということが分かっていましたので、エポキシ樹脂で固めてしまい保存することにしました。

調達した道具類

今回調達した道具は主に2つ。

  1. エポキシ樹脂
    2液性のエポキシ樹脂 946ml (樹脂と硬化剤各473ml) 混合比1:1のハードタイプを購入しました。
  2. フッ素コーティングのケーキ焼型

上で紹介しているものと違います(品切れに。。。)が、初めての方はエポキシ系で小道具付きの物を選ぶことをお勧めします。私も非常にシリコーン製のカップなどに非常に助けられました。

カップは紙コップを使い捨てという方法も良いと思います。いろいろな場所に付着させてしまうと問題なので注意が必要ですね。

樹脂浸漬開始

初期検討

深さ方向の位置決めはなかなか難しく、何層かに分けて硬化させることが有効であると思いました。

ハセガワのセラミックコンパウンドが良いという知人の情報もありましたが、「失敗はしたくない・・・(というか、失敗したら妻が泣く)」という点で研磨は諦め他の方法を模索することにしました。

●初期検討の結果

  1. 土台と上層を複数回に分けて硬化させる
  2. 研磨は素人には難しい
  3. 気泡を抜くのは結構大変
  4. 樹脂は思ったよりも発熱する
  5. 空気を含むお菓子はエポキシ樹脂に浮く

という感じでした。
意外と大切な情報が得られました。

いざ挑戦(サイズ感イメージを練る)

さて、この結果を受けて実際にトライしてみます。まずは容器に対してどのぐらいの大きさなのかイメージを練ります。

深さ方向は十分あるので10mmぐらいの層を作った後に菓子を載せて樹脂を流し込みかなというイメージなりました。

背面部の作成

粘度のある液体をしっかりと混合しないといけないので、一定の気泡は諦めますが、温度に比例して粘度は変わるので、お湯で温めて粘度を下げて気泡を抜けやすくします。本来ならヒートガンなどでガンガン加熱する良いのですが、我が家にはないのでドライヤーとお湯で我慢です。

効果も直ぐにするわけではなく、混合からしばらく経ってから一気に硬化(+発熱)し、24~48時間程度で完全硬化します。硬化速度は外気温にも比例しますので、ゆっくり固めたい場合は低温の環境で固めるとよいでしょう。

完成

バタバタしていたので、いろいろとすっ飛ばしていますが、完成しています。

飛ばした工程として

  1. お菓子が浮いてくる問題の為、お菓子下層を固める
  2. お菓子中間層を固める
  3. 最表面を固める(ドライヤーでガッツリ加熱して表面に泡が無いようにする)
  4. 型枠から外す(型枠の破壊)
  5. 表面張力+収縮するので外周が盛り上がっている状態なので、削って研磨(液体ピカール使用)
  6. 側面も液体ピカールで磨く
  7. 転がり防止に滑り止めシリコーンゴムを付ける

という感じです。

液体ピカールでなくても液体の目の細かい研磨剤なら大丈夫だと思います。あまりゴシゴシし過ぎると想定以上に削れたりするので注意が必要です。

最後に

エポキシ樹脂で固めてしまうのは難しそうに思いましたが意外と大丈夫でした。注意点としては、熱が出るのでチョコなどの溶けやすいものは適さない、すでに腐っているものはNGというぐらいでしょうか。酸素は遮断されますが、嫌気性の細菌による分解などは起こりうるかなと思いますので、保存したいお菓子がある場合(そんな人いるのだろうか?)は早めに頑張ってみることをオススメします。

ちなみにしっかり清潔なお菓子を使用しておけば半年経っても問題ないことは確認済みです。

エポキシ樹脂は反応型の樹脂なので、比較的危険な薬剤を含みますので、子供の手の届かない場所に保管するようにしましょう。

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