キッチンの混合栓の交換に関して、古い混合栓用に開けられたキッチンの大きな穴(55mm)を小さな穴(36mm)にする穴径変換アダプターに関する記事です。
こちらの記事でキッチンの混合水栓を浄水機能付きの高機能版(RJF-771Y)に交換するという記事を書いていますが、それの手直しです(あれから早2年も経過していることを知り、震えています)
そこで少し問題になっていた混合栓の設置穴径の問題について2年越しになりますが、ようやく対応することにしました。
既存の混合栓の設置穴径問題
我が家についていた混合栓はこちらの化石級の古さの混合栓なのです。
既存の混合栓は設計が古いので設置穴径がなんと55mmもあるんです!!今時はホース付きのタイプであっても穴径が35~39mm程度と細くなっています。今のキッチンを交換するわけにもいかないので、昔は無理矢理設置していました。
具体的には、既設の大きな穴への対策に、アルミテープでシールし、さらにその上にOPPテープ、もう一度アルミテープの3層構造で防水性と耐久性を確保していました。実はそれだけでは飽き足らず、コーキング用のシリコーン樹脂で隙間を塞いでいたのです。
クリアーのシリコーン樹脂を使っていましたが、2年間の劣化により白く濁り、一部はカビが生えたように変色し、みすぼらしい状態でしたので、手直しをしたわけです。
本当は載せるつもりはなかったのですが、一応、シリコーン樹脂の変色や過去に頑張った工夫点などもあるので写真も載せました。ちなみに今回の手直しは、プロも使う部品を用いてのDIYになっています。
KVK カウンター穴径変換アダプター Z36-48-55
使う部品は、「KVK カウンター穴径変換アダプター Z36-48-55」というものです。これは、48~55mmの穴を36mmに変換するものです。
値段は2500円程度とそこそこしますが、強度と見た目などもありますので、まあ、仕方ないかな。。。と言う気もします。DIY的に極端な話をすると外径55mm以上、内径36mmのステンレス製の板ワッシャが2枚あれば問題ないのですが、売ってないですし仕方ないです。
で、届いたのはこちら。購入元はAmazonです。楽天などもありますが、送料などを考慮するとAmazonが安いです。ただし、混合栓と購入する場合は送料無料になるでしょうし、ポイント分なども考慮すると楽天の方が安くなると思います。
内容物は、説明書1枚、上側台座、シートパッキン、下側座金の4種。
上側の台座は結構しっかり綺麗にメッキされていますね。下地は鉄ですかね~。また、シートパッキンですが、少し硬めのスポンジのような感じ。これでシール出来るのか、という疑問もありますが、まあ、大丈夫なのでしょう。
重ねるとこんな感じになります。手前側の座金はキッチンのシンク下になりますので、見た目などは安っぽいです。こちらの記事を参考に混合水栓を取り外しました。2年前の作業なんて覚えてないですね。説明書スキャンしててよかった。。。
上面取り付けアダプターをセットし、シンク下側から座金をセットします。この時、上面取り付けアダプターのシンク下に居る歯の部分(金色の真鍮製の部分)に引っ掛けるようにしておきます。
右側のネジを回してシンク下にいる歯の部分(金色の真鍮製の部分)を正しい位置にセットし、座金の位置を調整しながら、左側に固定用のネジを差し込み、ゆっくり締めていきます。この時に、上からのぞいて歯の部分や座金がはみ出ていないことを確認しておきましょう。ある程度締まれば、座金の位置が決まってきますので、ズレない様にチェックしながら強く締めて固定していきます。
こちらの記事を参考に混合水栓を取り付けます。シリコーン樹脂を剥がすのにはかなり骨が折れましたが、私が大好きなプラスチックオープナーが大活躍しました。傷つかないので、本当に便利。マジで愛してます。
概ねこんな感じで完了です。
施工説明書
最後に
賃貸は基本的に改造NGですが、生活必需な部分って壊れていない限り交換はしてもらえないので、混合水栓とかは結構困る部分です。
これでもし仮に原状回復せずに出たとしても文句が出ないようになったと思います。私自身の掃除も楽になりますし、見た目も良くなったので、満足度の高いDIYになりました。
ちなみに今回は55mmの穴径でしたが、もう少し小さい38-42、42-45、45-48、60-64を36mmにするものや、36-38を24mmにするものなどかなり豊富です。「KVK カウンター穴径変換アダプター」で検索するといろいろ出てきます。ちなみにKVKでなくともこのアダプターは使用可能です。