下記の記事でも宣言した通り、せっかく良いバンパーを買ったのにすっかり忘れていました。
CLEAVE G10 Bumper CHRONO for Xperia 1 Ⅱ
Xperiaシリーズでアルミバンパーの製品を出しているメーカーです。Xperia 1IIは5G対応ということでアルミではなく、G10(ジーテン)素材の樹脂バンパーになっています。
Deff(ディーフ) CLEAVE(クリーヴ)G10 Bumper CHRONO(クロノ) for Xperia 1 II/SO-51A / SOG01 Made f...
素材としては拳銃のグリップにも使われている堅牢なファイバー系の樹脂材です。触り心地もしっとり?でもサラサラでいい感じです。
内側にはガタつき防止?もしくは傷防止のために要所要所に薄いゴム材が張られています。
セットしてみましたが、削り出しで作られているので精度良く作られているものの、若干ガタつきがあります。具体的にはXperiaが前後方向に動いてしまいます(対策も見つけましたので、後述します)。
メーカーのうたい文句は下記の通りです。私はこれまでこのメーカーのバンパーを使ってきたので、価格は高かったですが、迷わず買えましたが、初めてだとちょっと戸惑いますよね。。。
Deffはこれまでにアルミニウムやチタン、ステンレスなどの金属を使ってバンパーをデザイン・製造してきましたが、スマートフォンに使われる電波が3Gから4G(LTE)、そして5Gに進化することで、バンパーに使われる金属が原因の電波干渉は無視できない問題でした。
Deffとしては5G端末でもバンパーを装着できるようにしたいと考えて代替となる材料を探していました。その中で見つけたのがG10(ジーテン)です。
G10とはガラス繊維にエポキシ樹脂を染み込ませて、積層して高温高圧で固めた材料です。耐熱性が高く耐衝撃性に優れ、成形後の形状変化も少なく水分や薬品の影響もほとんど受けません。また、電気を流しにくく電波を通す特性のため、主に通信機器を含む電子回路を構成するプリント基板や、軍用機材の部品や材料(ナイフや拳銃のグリップ)、など過酷な用途で高い信頼性が要求される物に使われています(※2)。
今回初めて5Gを採用したXperia 1 II向けには、これまでのCHRONOアルミバンパーで定評のある、持ちやすさと使いやすさを継承したデザインを取り入れています。サイドセンス操作を阻害しないカットラインに、指をあてやすい指紋認証エリアもアルミバンパーのデザインを継承しています。 このバンパーは、あえて表面の塗装や研磨処理をせずに仕上げてあります。G10ならではの独特なサラッとした触り心地と、手に吸い付きしっかり持てる感触に安心感を与えてくれます。
※1:1:2020年4月現在。主構造をG10材料だけで構成された製品として(注)
※2:2:MIL規格 P 13949 Type F, I 24768/2, 難燃性UL 94V-0に適合注意:Quick Lock部、各部ボタンはアルミニウム、ピンについてはステンレスが使われています
※スマートフォンの保護を保証する物ではありません。バンパーはG10素材で実績のある台湾の工場で、ひとつひとつ精密に削り出されています。
製品のポイント
4、5が一番うれしいポイントでした。
- 台湾製
- G10素材
- Made for Xperia認定商品
- サイドセンスに対応
- カメラの出っ張り保護
G10バンパーの特徴
繊維入りの樹脂材ということでいろいろな特徴があります。
- 4G, 5Gスマートフォンの電波に干渉しない(Wi-Fi, Bluetoothを含む)
- アルミニウムと比較して同等かそれ以上の強度、耐衝撃特性がある(6061材との比較)
- アルミニウムと比較して約25%軽量
- 水分や薬品、汗などの体液にも変質せず、濡れた手で持っても滑りにくい
- ゲームや動画撮影などの高負荷駆動時にスマートフォンが発熱しても、熱は手に伝わりにくい
- 乾燥時の誤操作の原因となる、人体からスマートフォンへの静電気の影響があまりない
製品仕様
製品の使用は下記の通り、
イメージ画像 | |
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製品名 | CLEAVE G10 Bumper CHRONO for Xperia 1 Ⅱ |
ブランド | Deff |
型番 | DCB-XP1M2CHGBK(マットブラック) |
主素材 | バンパー本体:積層強化樹脂 (G10) ボタン/フック:アルミニウム (A6061) ピン:ステンレス (SUS306)、スペーサー (ウレタンフォーム) 背面プレート:アラミド繊維 (デュポン製ケブラー(R)) |
製品寸法 | バンパー本体:87.1×169.4×11.2(mm) 背面プレート:68.2×162.0(mm) |
製品重量 | バンパー本体:約20g 背面プレート:約9g |
生産国 | 台湾 |
対応機種 | Xperia 1 II / docomo:SO-51A / au:SOG01 |
感想
率直な感想をまず書きます。「(高かったけれど)買ってよかった」です。
良い点と悪い点
良い点
- 樹脂独特の柔らかさと温かみがある
- 電波(4G、5G、Wifi、Bluetoothなど)に影響がない
- 軽いのに丈夫
- ストラップ穴が良い(フィンガーストラップ付けてます)
悪い点
- 価格が高い
- ディスプレイに保護フィルムを張ると保護フィルムとバンパーの面が同じぐらいになる
- ガタつきなどがある場合は少し手直しが必要
スマホはバンパーの中にフレーム状に挟み込まれる形になっていますが、しっかりとした固定ではないので、個体差があるのだと思うのです。その場合、少しの手直しや工夫が必要な場合もあります。Amazonでもガタつきがあるとクレームを入れている人を複数見かけました。
ガタつく場合の手直し方法
わたしのXperiaのガタつきは下記の図の位置に3mm角、厚さ1~1.5mm程度に調節したハーネステープを挟みました。厚めのテープなら何でもよいので接着面が外に出ないようにビニールテープでも代用できると思います。
コツとしては、ワザとキツめに挟んでおくことです。そうすることで時間が経つと程よくテープが変形し、しっかりと馴染んてくれます。
1か月以上手直し無くガタつきも生じないので、簡単なのに良い方法を見つけられたと思っています。