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【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作

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今回は、ハンズなどでよく見かける洗濯用のマグネシウムのアレ(洗たくマグちゃん)を自作して激安に仕上げてしまおうというものです。

洗剤要らず!!、マグネシウムが水と反応して、、、などという怪しげなうたい文句で売っていますよね。あれ、洗剤減らせて、カビなどを抑制出来て、洗濯物の臭いもなくなるというメリットを謳っていますが、普通の人なら手ごろな価格だったら欲しくなりませんか?

実は私はあの内容について、どこまで本当かというのは疑義を抱いています。今回作るのは、本当なのかな?試してみたいな?という興味もありますが、洗濯マグちゃんのようにマグネシウムの効果を期待するよりも、マグネシウムの「重さ」と「性質」を期待して自作しました。

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何に期待するのか

我が家の洗濯機はドラム式、しかも少し小さめなので、洗濯物は結構パンパンに詰め込まれています。ドラム式洗濯機は、洗濯物が回転し上に行っては落ちてドラムに叩きつけられてというサイクルで汚れを落とします。程よいおもりを入れることで「洗濯機内での洗濯物の動きを促進ししっかり汚れを落とす」ということを期待します。

洗濯に使う以上、水回りなので錆ちゃダメですし、金属臭も洗濯物に付けたくありません。
程よく重いこと
また、硬さも重要ですね。ステンレスのように硬くても困ります。

上記を満たすのは、マグネシウムかなと思ったのです。何より市販されてて金属臭いとかさびたとかのクレームはなさそうだったので、さらにこれにしようと思いました。

最近コロナ対策でも話題の「銅」は?と思うかもしれませんが、銅って石けんになると青色になるんですよ。洗濯物が青くなったら困りますよね。。。手ごろな金属で程よいものがマグネシウムだったのです。

洗濯用のマグネシウムのアレ(準備するもの)

さて、準備するものは

  1. マグネシウム(小粒)
  2. 丈夫な洗濯用ネット(可能であれば2重)

のみです。破れが心配な場合はお茶パックやストッキングタイプの流し用ネットを使うと破れず零れずで良かったです。

マグネシウム(小粒)

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作

600gで1600~1800円だと最安値レベルです。どうせ中国製ですし、品質に差はないと思いますから好きなのを選びましょう。(中国は、熱して還元する昔ながらの方法でしょうし、、、)

ペレット形状はもしかすると大小あるかもしれませんね。

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作小さくて軽くて手軽に手に触れさせることができますが、小さくてもマグネシウム金属ですから、素手、特に濡れた手や湿った手で触るのは避けましょう。水分と反応して水酸化マグネシウムが生成しますので手が荒れます。当然のことながら、子供の誤飲にも注意が必要です。絶対に小さい子供の触れる場所には保管しないようにしましょう。

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作我が家の場合、一気に注文したのにマグネシウムだけが届いて、石けんネットがなかなか届かなかったので、試しにお茶パックを2重にしてストッキングタイプのごみネットに入れ、さらに下着用ネットに入れて洗濯してみました。1個当たり70~80gでしょうか。思ったよりも重量もあり、洗濯機の中でしっかりとドスドス落ちてくれており、当初の目的を達成できそうです。

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作

丈夫なネット

丈夫な洗濯用ネットですが、検索キーワードは、「石けんネット」などがよさそうです。私はこちらのものを購入しました。

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作Amazon発送なのですが、「Amazon内での在庫補充に時間が掛かる」ようで、発送まで最大2週間ほど時間が掛かる場合があるようです。初めての出来ごとだったので、びっくりして問い合わせしましたが、そのように回答されました。ただ、出品者からの発送承認が得られなかっただけでは。。。?なんて思っています。

中国製のネットですが、1個500円ぐらいするのでしっかりとしたものです。買って正解でした。

【激安】洗濯用のマグネシウムのアレを自作ネットももちろん2重で、ファスナーの面を反対にさせてどちらかのファスナーが壊れても零れないようにしてみました。

入った容量としては1個当たり200gぐらいです。

洗濯用マグネシウムに関する私の意見

洗たくマグちゃんが効果があるかどうかについては賛否両論ですね。私の意見は、「少しあるけど、みんなが期待するほどない」と思っています。一般的によく言われていることとそれに対してのコメントを書いてみました。

  1. 水酸化マグネシウムが皮脂と反応し、洗剤の代わりになる
    →疑義あり。
    洗濯でマグネシウムが水に触れている時間は10分×2~3回程度の短時間で、洗剤の代わりになるレベルの水酸化マグネシウムは生成しませんし、皮脂もそんなにありません。水酸化マグネシウムと反応して洗剤になるレベルの皮脂だらけの服ってどんな状態なのでしょうね。
    ただ、十分に水酸化マグネシウムの量がある状態だと皮脂の主成分とされるトリオレイン(グリセリン1つとオレイン酸3つからなる物質)の加水分解が起こり、グリセリンとオレイン酸に分解→オレイン酸マグネシウムが生成すると思います。ただ、これの水溶解性が分からないので石けんになるかは不明。。。
  2. カビ抑制になる
    →おそらく本当。
    金属イオンは大抵、微生物の増殖を抑制します。よってこれはおそらく本当ではないかと思います。
  3. ニオイ除去
    →なに由来の臭いかによるが本当。
    とあるメーカーのHPによると「酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、ヘプタン酸」の6種の臭い軽減と記載があります。いずれもカルボン酸(構造に-COOHを持つ物質)ですから、水酸化マグネシウムが存在する水中では中和されて臭いが緩和されます。一方で微生物の生成した4-メチル-3-ヘキセン酸(花王HPより)の場合、これもカルボン酸ですが、人の臭気閾値が0.01ppmと鬼のように低いので、効果はあまり期待できないのでは?と思っています。
  4. 水中の雑菌増殖の抑制
    →おそらく本当。
    水酸化マグネシウムでしっかりとアルカリ性(塩基性)に寄った水であれば、雑菌は増えません。

こんな感じでしょうか。ネガティブに書いたつもりはありませんが、ちょっとネガティブに見えますね。書き方や用語がぼかして書いてあったりしていてなかなか考えて文章を作っているな、思った次第です。また、比較用のグラフを書く試験条件も笑。

大体の石けんがナトリウム石けんなのは、原料の入手性と石けんの水溶性が根本なんですよね。マグネシウムはどうなんだろう。少し調べてみると面白い分野なのかなと思いました。小学生の夏休みの自由研究とか良さそうですよね。将来のネタに胸にしまっておこう。

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