とあるところで、カエデの種を拾ってきました。
2018/10/??:種を4個拾う(日付は忘れました・・・)
2019/01/27:休眠打破開始
もみじは擬似越冬が大切と聞きましたので、
冷蔵庫の中で4ヶ月ほど放置し、さらに湿らせた状態で冷蔵庫に1ヶ月。
ここから発芽チャレンジとしたいと思います。
さて、秋に種が落ちた紅葉の種は越冬するために休眠状態になります。
この休眠を解除し、発芽へ向けていくことを休眠打破と呼びます。
つまり、休眠打破は擬似的に冬~春を体験させる作業になります。
休眠打破の方法
休眠打破の手順は簡単です。
カエデの種は下のような形で地面に落ちていることがほとんどだと思います。
- 羽があるので、羽を取り除く
- 水で湿らせてキッチンペーパーを強く搾り、種を乗せてシップロック等の封のできる容器に入れます。
数日後、種を少し押して、柔らかくなっているか確認しましょう。 - これを冷蔵庫に入れて約1ヶ月(2~3月まで)放置します。
※入れるのは冷凍庫ではありません。凍ってしまうような低温はダメです。
これで時間が経つのを待つだけです。
種子の選別
沢山種子があるなら水に24〜48時間漬けて、沈む浮くで選別をしても良いと思います。
ちなみに沈む物の方が発芽する可能性が高いです。
(その他の植物によっては浮くほうがいい場合もあるらしいです)
私の場合は、4個しか持ってきませんでしたので、
この方法は使えません。残念です。。。
4個の生命力に期待します。
発芽の環境と条件
発芽適温:15~20℃
種まき :真夏・真冬の時期1~3ヶ月前
発芽日数:1ヶ月~1年
春先の温度です。
発芽までに冬を越してしまう場合は、一度休眠打破が必要かもしれません。
撒いてしまった場合は、そのままラップなどをして乾燥しないように管理しておくことをお勧めします。
ただし、ラップをして湿度が高い状態になるとカビが生えやすいので注意が必要です。
ちなみに発芽、育苗用のヒートマットなんてものも売っています。
こちらも熱を掛けるので、カビには注意が必要です。
カエデとは
そもそもカエデとは。。。
と思いますが、モミジと言い換えれば「あ~」となりますよね。
思ったよりも呼び名、漢字がたくさんあります。
- 楓(カエデ)
- 紅葉、椛(モミジ)
- メープル
きっと、いろいろなところ(国)で、いろいろな種類があるので、たくさん名前があるのでしょうね。
参考文献
低温貯蔵したカエデ属種子の含水率と生存率
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsrt/34/1/34_1_156/_pdf