杏の実を頂いたので、実はジャムに、種は育ててみることにしました。
杏の実はかなり固く、ある程度水分を含んで劣化(軟化)しないと発芽しないだろう推測し、
実を割って植えることにしました。
越冬を経験しないとという話もありますが、
越冬の寒さはフレッシュなものだと関係ないのでは?と勝手に推測しました。
この杏の外側の殻を割るのにかなり苦労しました…
ペンチとニッパーで割り、砕き最後は切って開くなどして4個取り出しました。
これを土に植えてみます。
種出発なので、実の美味しさは期待できないですが、
実際、どんなものかなと育てます。
外殻を割って中身を取り出す工程
実と種を分ける
まずは実と種を分けます。
果肉をしっかりと取り除く
ゴシゴシと擦って綺麗に果肉を取り除きます。
取り除いたのがこちら。
並べてどれが良く育ちそうか思案する
繊維質がどうしても残ってしまうのでどうしようかと思っていましたが、
とりあえず、気が済むまで取り出して洗うことにしました。
サンプル数は7個です。
これを水につけるかと考えていましたが、
どう見ても水を吸わなそうな外殻。
外殻を割ってみる
ペンチでグイッと力を掛けると「バキィィ!!!」と激しい音が。。。
ごめんなさい。
粉々です。ヒビが入るか歪むかと思いましたが、一気に破断しました。
これで、硬く脆いということがよくわかりました。
慎重に剥く
種の柔らかい部分は中心なので、外周の外殻しかない部分をペンチで縁から砕き、
ニッパーで開く方式にしました。
すると。。。
こんな感じでいい感じに割ることが出来ました。
これをみると種の配置と構造がよくわかります。
頑張って取り出す
最終的に4個取り出しました。
7個中、ダメにした1個を除いて2個は断念したことになります。
理由としては、種を振ると外殻の中でカラカラ?、カタカタ?と音がしたので、成長不足かなという判断をしました。
取り出した種を
濡れたキッチンペーパーに包んで、冷蔵庫で冷気に晒してみようと思います。
休眠状態に入る可能性もあるので、早々に取り出して常温で濡らして保存するかもしれません。
杏の種の見た目
見た目ですが、これが一番分かりやすいですね
殻の中身はアーモンドの薄皮に非常に似ています。
これはバラ科の特徴のようですね。
アーモンドは細長いですが、杏の種子はジャイアントコーンや歯の様なずんぐりとした形です。
色は白で、柔らかかった(水分を含んでいたから?)です。
ちなみに種は先述の通り、種の中でカラカラと言うものもあれば、ピッタリ収まっているものもありました。
(カラカラとなるものはもしかすると成長途中かも…)
最後に
発芽すると嬉しいですが、実がなるまで少なくとも5年以上。
気が遠くなりますね。
発芽するかも心配ですが、その後はどこまで大きくなるか、実がなってもおいしいかなんて不安な点だらけです。
というのもあんずは、他のアンズ品種や遅咲きのウメ、早咲きのスモモでもOKというザックリとした樹なのです。
この種が持つDNAがMIXである可能性は否定できませんので、どんなものかな??という気がします。
使用した道具
基本的に下記の2個あれば問題ありません。
ただのペンチです。
こちらも、ただの剪定はさみです。