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エレコムの不安定なルーターを更新し、NECのメッシュWi-Fiを導入

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今年の春にELECOMのWRC-X3200GST3というWi-Fiルーターを買ったのですが、当初動作は安定して接続もスムーズで安定していたのが、ある時からスマホ(iPhone、Android共に)に限って、一定のサイト(YoutubeやInstagramの動画サイトが多め)でWifiが繋がっているように見えるにもかかわらず断続的に接続不良を起こす現象が発生してしまいました。

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使いものにならなかったWRC-X3200GST3

原因は不明で、PCは正常に接続できることから、Wi-Fiルーターが裏でコソコソと制御しているのがスマホに悪影響を及ぼしているのかと、出来ることは可能な限り試しました。

  • らくらくQoSの停止
  • バンドステアリングの停止
  • こどもネットタイマー3の停止
  • トレンドマイクロスマートホームネットワーク機能の停止、制限
  • ルーターの設置位置変更

などなど、試してみましたが、いずれも再起動したことによる一時的な回復のみで、不定期に接続が中断する症状の改善には行きつきませんでした。そんな中、いよいよ妻が限界を迎え、「Wi-Fiルーター新しいのに変えて良いよ」とGoサインを頂きましたので、早速狙っていたNECのMeshWi-Fiルーターを購入しました。

Aterm WX(AX)1800HP

次のWi-Fiとして選んだのは、NECのAterm AX1800HPです。NECのHPではWX(AX)1800HPとなっていますが、WXやAXというのはおそらく販売経路か企業or家庭向けかの違いだと思います。

箱はかなり質素な感じで、企業向け?のものでしょうか。私はパッケージなんて正直なんでもいいので、このぐらいシンプルでも問題ありません。同じようなパッケージですが、ラベルが異なり、 AM-AX1800HP(MC) と AM-AX1800HP(MA)の2つがあります。MCが親機、MAが子機になっています。

親機は、RTモード(ルーターモード)、BRモード(ブリッジモード)のどちらでも動作可能です。これをご覧の方はご存じかと思いますが、ルーターはIPを振り出す機能(DHCP)が有効になり、BRはDHCPは無効、上位のルーターにIPを振るのを委ねます。全機能を使うにはRTモードにしないといけませんが、ホームゲートウェイにルーター機能がある場合はダブルルーターになりますので、注意が必要です。
(我が家はホームゲートウェイのルーター機能がポンコツなので、仕方なくダブルルーターでホームゲートウェイ側のIP振り出し時間を最長にして運用しています)

次は本体についてです。

三角形の白川郷の建築物のようなとんがり型が特徴のルーターです。
スイッチ類は基本的に背面にあります。

幅もそれほど取らずにコンパクト、丈夫に通気口があり、排熱対策もしっかり考えられていると思います。

製品仕様

Wi-Fi6(Draft IEEE802.11ax)

周波数帯域/
チャネル
2.4GHz帯(2,400-2,484MHz):1〜13ch
[W52]5.2GHz帯(5,150-5,250MHz):36/40/44/48ch*屋内限定
[W53]5.3GHz帯(5,250-5,350MHz):52/56/60/64ch*屋内限定
[W56]5.6GHz帯(5,470-5,730MHz):
100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140/144ch
伝送方式OFDM(直交周波数分割多重)方式
搬送波数 [HE20]242 、[HE40]484、[HE80]996
MIMO(空間多重)方式
伝送速度  ※1 2.4GHz帯
最大574Mbps[HE40]
5.2GHz帯(W52)、5.3GHz帯(W53)、5.6GHz帯(W56)
最大1,201Mbps[80MHz]
(自動フォールバック)

その他

アンテナ2.4GHz帯:送信2×受信2、5GHz帯:送信2×受信2(内蔵アンテナ)
セキュリティSSID、MACアドレスフィルタリング、ネットワーク分離機能
WPA2-PSK (AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)
WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)All Mix
WPA3-SAE,WPA3-SAE Transition
Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open,
Wi-Fi CERTIFIED Enhanced Open Transition
Draft IEEE802.11ax 及びIEEE802.11ac/nは対向機とAESで接続された場合のみ使用可能

地味に大切なのは、「Draft IEEE802.11ax 及びIEEE802.11ac/nは対向機とAESで接続された場合のみ使用可能」という一文。
Wi-Fi6はDraft版に準拠、また、AESで暗号化された場合のみということになります。家庭用でそれ以上を望む方はいないと思いますが。。。

ファームウェアの更新履歴

地味に大事なのが、ファームウェアのアップデートの状況です。発売から1年経過しているので、ある程度のバグなどが見えてきて対応されたり、各社のIPv6への対応などのパッチが当てられたりする頃ですが、このAM-AX1800HP/MSは5回アップデートされています。

この手のネットワーク機器などのファームウェアを高い頻度でアップデートされる事を嫌う人も居るのですが、最近の更新内容を見てもバグ取りというよりは、機能付与などの改善が主になってきています。

  1. Ver.1.0.1(2020年10月19日更新)
  2. Ver.1.0.4(2020年10月19日更新)
  3. Ver.1.0.6(2020年11月16日更新)
  4. Ver.1.1.4(2021年2月1日更新)
  5. Ver.2.0.0(2021年6月29日更新)

しっかりとサポートされているので、良い対応をしてもらっているなと感じます。

使用感

端的に言うと「メッシュWi-Fi最高!!」

これに尽きます。家のどこに居てもWi-Fiの感度はビンビン、接続速度も落ちず、さらに安定しています。さすがNECです。最初からこれにしておけば1.5万無駄にならなかった。。。と頭をよぎりましたが、野良犬に噛まれた気持ちでグッと堪えます。

ネットへのアクセス速度に関しては変わりません。というのも、そもそもの回線速度はau光のマンション型のVDSLなのでどう頑張っても我が家の場合70Mbpsほどなのです。ルーターによほどの負荷(最大接続数&上下ともにフルアクセスなど)が掛かった場合は、実質親機が2台相当の処理能力のあるメッシュWi-Fiが有利ですが、それ以外では同じにしかなりません。
また、LAN内(家の中)という意味ではNASへのアクセスで比較してみましたが、同じファイルをそれぞれのルーターで伝送してもほぼ同じぐらいでした。
まあ、そもそもELECOMも腐ってもWi-Fi6のルーターですから、緩い条件では差は出なくて当然です。

ということで、今回のポイントは「安定性」と「信頼性」はかなり大事ということになりそうです。

WRC-X3200GST3がダメだった原因は?

WRC-X3200GST3がダメだった理由ですが、接続は維持されることが多かったので、基本的には内部のバグが残っているなどが考えられます。一部の機器(主にスマホ)では、接続不能になることもあったので、一概にバグだけでもないと思いますが、いずれにしても信頼性は低い機器と思いました。

保証を要求するにも半年も経過しているし、比較的長く運用していると起こる問題なので再現性にも欠けるので、あきらめました。電源挿してすぐに繋いで接続できれば「不具合なし」で帰ってくることは容易に想像が出来ます。。。泣き寝入りという形ですね。

次回以降は、やはり「信頼性」を重視して購入していきたいと思います。ELECOMは有線LANのスイッチングハブでお世話になっていたので、大丈夫かと思っていましたが甘かった。。。

最後に

まさかELECOMのWi-Fi6ルーターがポンコツだったとは思いもよりませんでした。これまで長い事NECを使ってきて浮気した形になるので、神様が怒っていたのかもしれません。。。反省します。

余談ですが、ダブルルーターに甘んじている理由ですが、 auひかりのホームゲートウェイ(BL900HW) のルーター機能があまりにもポンコツだからです。

というのも、auひかりのホームゲートウェイ(BL900HW)のDHCPのIP払い出し時間が1時間の固定で、会社のPCは1時間に1回、IPアドレスが振りなおされるのでVPNが切れる現象に見舞われ、仕事になりませんでした。

これの解決方法は、ホームゲートウェイのWEB設定ページ(大抵の場合、192.168.0.1)から「詳細設定」→「DHCP固定割当エントリ追加」でIPを固定したい機器のMACアドレス(Wifi設定から見れます)を登録して、任意のIPアドレス(192.168.0.65)などとすることで、割り当てを固定化、払い出し時間も実質無限と言っていい時間設定になります。
ちなみに接続ごとにMACアドレスを変更する機能をONにしている方はOFFにしないといけなくなります。。。

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