自然にカエルSのランニングコストを下げる方法
自然にカエルSのオリジナルのチップって16Lで4000~5000円ぐらいします。2年ほど使えますが、ちょっと高いように感じます。
自然にカエルSの成分は主に木の粉(オガクズ)です。個人的な見立てですが、おがくずにおそらく多孔質のセラミック粉末などを配合して微生物が住みやすい環境を作っているので無いかと思っています。
使える代替品
たとえばこんなのを使えば、10Lで1000円しないですからね。。。ランニングコスト3分の1ぐらいになりそうです。使いまわしも出来ればさらにランニングコスト下げられますね。
B00DUD8H90
使えるけど一工夫必要な代替品
- 杉などのおがくず、チップ
→発酵させる必要があります。下に方法は書いていますが、自然にカエルSに使う量も10Lぐらいなので発酵マット買うほうが早くて楽な場合がほとんどだと思います。
使えそうだけど使わないほうが安心なもの
- ヒノキ関係
→カジノールやヒノキチオールなどの抗菌作用が強い物質が多く含まれており、微生物の生育に影響が懸念されるので避けるのが賢明
発酵マットの作り方
発酵マットは昆虫マニアの間では自作されているようです。こだわりの粒の細かさや見た目にしたい場合は自作するのもよいでしょう。簡単ですが、自作方法も載せておきます。
準備するもの
おがくず
水:少量(おがくずを握れば固まる程度)
小麦粉:おがくずに対し重量比で10~20%程度
容器(密閉しませんが、軽く蓋をして水蒸気を逃がす必要があるため)
保温できる環境(25℃ぐらいで2週間以上)
作り方
室温が25℃程度で一定する場所に2週間以上置き、発酵させます。
発酵が開始すると温度が上がってきます。かなり熱を持っているなと思うレベルまで暖かくなりますが、それはコンポストで野菜や肉を分解するのと同じですので、気にせずに混ぜてあげます。
発酵する事でおがくずの色が木の色から徐々に褐色に変化していくと思います。適度に混ぜて空気を含めてあげる事が一番重要です。
温度が自然に下がって、褐色が濃くなったら完成です。
適度に混ぜてから使用を開始しましょう。
失敗することは?
腐敗臭(酢酸エチルや酪酸などのにおい)がした場合は失敗の可能性が高いです。
しかし、それは酸素不足になり嫌気性発酵が進んでしまっている証拠なので、しっかりと空気を入れてあげれば回復できることがあります。臭いですが、換気のよいところでダメもとでも混ぜてみましょう。
最後に
まさか昆虫の世界とコンポストの世界が交わるとは思いませんでした。自然にカエルSのチップの代替を見つけられるなんて、ネットサーフィン(死語?)していて良かったと思いました。といっても次のチップ交換は早くて1年後、最長2年後なんですけどね。。。